◆ ごあいさつ ◆
江戸時代からの伝統工芸の、“つまみ細工”
ちりめんの質感を活かした成人式、七五三の 優雅な髪飾り。
歩くと揺れる華やかな下がり。
リネンやコットンを使ったカジュアルな
髪飾りやアクセサリー。
“つゆ” のようにしっとりと
“つき” のように優しい雰囲気で
あなたの側でそっと寄り添い、引き立てる
そんなつまみ細工を心を込めてお届けします
つゆつき 土田由紀子
◆ つまみ細工とは ◆
正方形に小さく切った布をつまんで折り畳み、土台の上に貼り付けて、四季折々の花や模様を表現する日本の伝統工芸です。
歴史的には、江戸初期を起源とし中期にはこれを用いた櫛、かんざし、薬玉の類が大流行し明治以後何度か盛衰を繰り替えしました。
薄地の羽二重、ちりめん、などが、主なつまみ布の材料とされます。ピンセットでさまざまな形につまんだ布を土台に糊で貼り付けていきます。糊は姫糊、やまと糊、不易糊などを用いるが、布質によって水で薄めたりします。
折り方としては、剣つまみ、丸つまみ、剣裏切り、丸裏切り、剣裏返し、丸裏返し、二重つまみ、耳撚りつまみ等いろいろな技法があります。